「モノクローム展」は2017年から始まり、今回で第3回目の展示となります。
ベテランから気鋭の若手まで、モノクロ作品を主体とし発表する作家を集めた企画展です。
今展「モノクローム+α展」では、普段のモノクロ作品と合わせ+αを施した作品もご用意いただきました。この[+α]の部分は、例えば着色やBOXアートなど、個々に解釈をお任せしています。
基本とする技法も鉛筆画から版画まで多種多様、それらに新たなる工夫を施した作品も一同に並びます。下北沢にお越しの際は、是非ご高覧ください。
ヱリス / Eris
物語、夢、心の世界など、ここではない何処か空想世界の少女を
銅版画や版画を使用した半立体のボックスアートなどで表現しています。
女子美術大学美術研究科 博士前期課程 美術専攻 版画研究領域 2018年度 修了
こまつ たかし / Takashi Komatsu
武蔵野美術大学建築学科卒
フリーデザイナーとしてニラハウス(赤瀬川原平氏邸)設計チーム参加を最初に店舗・住宅等の設計に従事。その後、創作の主体を絵画へ移行して個展や企画展での発表活動を行い現在に至る。
2015年から古着物やアートの店「十三夜」を和装関係の創作活動をしているフクオカミカと西荻窪に開店し、個人制作と並行して十三夜としての制作・展示やイベント主催等でも活動中。
田島 恵美 / Megumi Tashima
九州産業大学大学院芸術研究科博士前期課程修了。
2017年「TASHIMA MEGUMI EXIBITION」ギャラリー猫亀屋(大阪),2018年「田島惠美作品展」インターアート7/Space2*3(東京) etc.人の中にある想い、人と人の間に生じる想いたちは、現実には常に存在しているはずなのに形がなく、片鱗が見え隠れしては全てを知ることのできないものたちで、その潜むものたちをテーマにダーマトグラフ(油性色鉛筆)で制作をしています。
釣谷 幸輝 / Kouki Tsuritani
メゾチントと木口木版画を中心に、国内外問わず個展・グループ展等で発表する。
日本をはじめ海外でのパブリックコレクションや受賞歴も多数。
佐藤 文音 / Ayane Sato
北海道小樽市出身の版画家。東京都在住。
現実と非現実の境目、白昼夢をテーマに制作を開始。
空想から生まれる物語に挿絵を描いている。
2018年ボローニャ国際絵本原画展入選、2018年A'Dessign & Compettion銀賞。
長野 順子 / Junko Nagano
1966年群馬県生まれ。東京藝術大学美術学部建築科卒業、同大学大学院美術研究科建築専攻修了。
美学校にて銅版画を学ぶ。2007年、2010年ボローニャ国際絵本原画展入選。2011年日本書票協会応募展大賞。2015年Sharjah Exhibition for Children Books' Illustrations 2位入賞。
国内外各地で展覧会を開催。映画や書籍の装丁、LIXILの卓上カレンダーなどに作品が採用される。