自然に潜む神秘的な気配、瞳には写らないモノを写真で表現する清水朝子と、自然から着想を得て、空想上の世界を再構築する銅版画家・長野順子による二人展。
清水は、今展のタイトルともなった「Infinity」シリーズを主体に、撮り下ろしの花のシリーズを発表する。長野は、絶え間なく「続いてゆく」自然の営みに触れる中で生まれた作品を、新旧織混ぜて出品する。写真と銅版画、異なる技法と感性で表現活動を続けるニ人だが、共に幻想的な美しい作風でも知られている。
初共演となる今展、それぞれの作品に潜む普遍的なテーマにも、写鏡のように共鳴する部分が多い。二人の織りなす新しい世界にご期待ください。
清水 朝子 / Asako ShimizuAsako Shimizu official site: http://shimizuasako.com/
1969年東京生まれ。
日本大学芸術学部写真学科卒業、2007年まで出版社マガジンハウスに勤務。キヤノン写真新世紀2006 優秀賞。
フランスを始め国内外で展示を開催し、エディトリアルを中心に書籍やカレンダーなどの撮影をしている。
初の作品集 「Finding A Pearly Light」(kukui books )2020年に発売。
長野 順子 / Junko NaganoJunko Nagano instagram : https://www.instagram.com/junko_nagano_etching/Junko Nagano twitter: https://twitter.com/junko_nagano411
1966年群馬県生まれ。
東京藝術大学美術学部建築科卒業、同大学大学院美術研究科建築専攻修了。
美学校にて銅版画を学ぶ。2007年、2010年ボローニャ国際絵本原画展入選。2011年日本書票協会応募展大賞。
2015年Sharjah Exhibition for Children Books' Illustrations 2位入賞。
国内外各地で展覧会を開催。映画や書籍の装丁、LIXILの卓上カレンダーなどに作品が採用される。