2017年から始まり、今回で第4回目の展示となる「モノクローム展」。
ベテランから気鋭の若手まで、モノクロームを主体とする作家を集めた企画展です。
今展「モノクローム+α展」では、普段のモノクロ作品と合わせ+αを施した作品もご用意いただきました。
この[+α]の部分は、例えば着色やBOXアートなど、個々に解釈をお任せしています。基本とする技法も鉛筆画から版画まで多種多様、それらに新たなる工夫を施した作品も一同に並びます。下北沢にお越しの際は、是非ご高覧ください。
生熊 奈央 / Nao Ikuma
1988年静岡県出身 静岡県在住
版画協会会員
2013年多摩美術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻版画研究領域 修了
<個展>
2011、2012、2014、2015、2016、2017、2019年 ArtcomplexCenter(東京)
2014、2015、2017年乙画廊(大阪)
2017、2018年2020年アスタルテ書房(京都)
<賞歴>
2013年第81回日本版画協会版画展 新人賞(立川賞) 受賞
2016年第84回日本版画協会版画展 B部門奨励賞 受賞
2019年アワガミ国際ミニプリント展 審査員賞(三木哲雄賞) 受賞
2019年第87回日本版画協会版画展 準会員佳作賞 受賞
<その他>
2007年にホラー漫画家として商業誌デビュー。現在はほぼ活動停止中。
2018年「金沢湯涌創作の森」アーティストインレジデンスに参加。
ヱリス / Eris
物語、夢、心など、空想のなかの少女を表現しています。
作品の少女は、幼い頃に触れたおとぎ話や空想に感化され、形をもたない世界に息づく存在として描いています。
また、点描を用いて描いたペン画・銅版画・ボックスアートなどによって、内向的であるものの、豊かな広がりのある空想の世界を表現できればと願っています。
女子美術大学美術研究科 博士前期課程 美術専攻 版画研究領域 2019年 修了
こまつ たかし / Takashi Komatsu
武蔵野美術大学建築学科卒
フリーデザイナーとしてニラハウス(赤瀬川原平氏邸)設計チーム参加を最初に店舗・住宅等の設計に従事。その後、創作の主体を絵画へ移行して個展や企画展での発表活動を行い現在に至る。
2015年から古着物やアートの店「十三夜」を和装関係の創作活動をしているフクオカミカと西荻窪に開店し、個人制作と並行して十三夜としての制作・展示やイベント主催等でも活動中。
GELATIN / ゼラチン
1994年東京デザイン専門学校グラフィック科卒業
作品は全て銀塩写真(ゼラチン・シルバー・プリント)
露光後の印画紙に現像液を筆や刷毛などで湿布し、陰影や滲みブレなど二次的な効果を出し実際に見えるものとは違う世界を表現しています。
2019 SKM PHOTO 新光三越國際攝影聯展 審査員特別賞受賞
鈴木 康生 / Yasuo Suzuki
1969 鳥取県生まれ
1992 多摩美術大学卒業
主に木口木版画を制作
近年はキノコをモチーフに木彫りのオブジェ、アクセサリー等も制作しております。
長野 順子 / Junko Nagano
1966年群馬県生まれ。東京藝術大学美術学部建築科卒業、同大学大学院美術研究科建築専攻修了。
美学校にて銅版画を学ぶ。2007年、2010年ボローニャ国際絵本原画展入選。2011年日本書票協会応募展大賞。2015年Sharjah Exhibition for Children Books' Illustrations 2位入賞。
国内外各地で展覧会を開催。映画や書籍の装丁、LIXILの卓上カレンダーなどに作品が採用される。