藤井 蓮は不透明水彩や墨、箔、雲母などで洋紙に色を塗り、それらを千切って貼り絵を制作している作家である。洋紙ならではの厚みや直線的な切断面、発色の鮮やかさ、千切る事で生まれる偶然の形の面白さを発見し、楽しみながら作品を制作をしている。独学で習得された貼絵の世界は、ジャンルに捕われず、作家の強い個性を一層際立たせている。
今展は近作を中心に、藤井 蓮の新たな試みとなる裸婦をモチーフとした作品も出品いたします。下北沢にお越しの際は、是非ご来廊ください。
藤井 蓮 / Ren Fujii
1979年京都市生まれ。2005年に独学で貼絵を始める。2007年山口県にて初個展、熊谷守一美術館・ギャラリー榧にて個展。以降、日本国内様々な場所で個展を開催する。2007年にギャラリーHANAにて開催された「藤井勘介・蓮 二人展」を始めに、2010年と2011年の個展以降、2年に1度の個展を開催している。